理事長 伊藤 聡

       当組合は、公的組織として設立して18年を迎えました。振り返ると、生板ガラスから始まりましたこの業界も、早、半世紀以上の歳月が流れ、この業界を取り巻く環境も、刻々と変化をし、業界そのものも時流に添って地域なりに変化をして参りました。コンピューターの時代が到来し、昭和が終わりを告げ、平成の時代へと移行する折にはバブルともお別れし、グローバルスタンダードという和製英語が国策とも相まってまかり通り、金融、貿易の自由化、閉鎖性を持った商流や経済システムの閉塞を見たときは、我が業界の変遷を余儀なくされる大きな変革の時ではなかったかと思う次第であります。また携帯電話やその他の情報端末の急速な普及、インターネットの高速化等による、インフォメーションテクノロジーの多様化等、ビジネス上乗り遅れは無用の情報競争時代が現在進行中であります。そういう中、平成15年に当組合は設立され、「安全と安心を安定的に」という基本理念を掲げ、{「業界の資質向上」は正に「最高の品質の提供」と「高い安全性」を目指し施策、実行することで成し遂げられる}という基本方針の下、様々な事業を展開して参りました。今後ともこの基本理念と方針に基ずき組合運営にあたる所存でございますが、中でも「高い安全施工」という基本方針については、我々業界が協力に推し進めていかなければならない基本中の基本だと認識をするところであります。
今後も、高い安全施工を目指す我々組合員にとって、常に情報を得、技術の革新を模索し続けよりよい施工技術をお客様に提供してまいる所存です。
つきましては、関係諸氏からの益々のご指導とご鞭撻をお願い申し上げ、新たな時代に向けてのご挨拶とさせて頂きます。